実録・米国議会 反日勢力崩壊ものがたり(平成29年5月11日)

 日本の保守勢力には著しく評判の悪い、逆に言えば反日勢力にとってはこの上なく都合のいい河野談話がある。この平成5年(1993年)8月4日の河野談話によって『日本軍が強制連行をした』ことを認めたと宣伝され、この河野談話は反日勢力が日本政府に対し謝罪や賠償を求める最大の武器として使われてきた。

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軍関与と強制性を認めた河野談話

 それに対して河野自身は強制連行を認めたわけではないと開き直っているが、確かに河野談話の中では強制連行を認めるとは書いていない。問題は【そう誤解を与えてしまっていることが問題なんだ】ということを河野自身が自覚していない事である。相手に誤解を与える言動は政治家として失格であるという事すらも自覚していない。河野(敬称略、以下同)は【李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず)】という言葉をしっかり理解して肝に銘じるべきである。(恥を恥と認識できない破廉恥な無自覚者には何を言っても無駄であろうが…)

 実際に、海外では河野談話が強制連行を認めたことと認識されている。更には外国人が誤解しているどころか日本各地の地方議会においても河野談話に基づいて日本政府に謝罪と賠償を求める意見書が次々と採択されている。これほど害悪をまき散らしておきながら平然としていられる神経が信じられない。

 さて、前置きが長くなったがこの河野談話に関しての話である。米国議会で韓国政府の指示を受けて反日ロビィ活動をしていたのがデビット・リーである。彼は韓国政府からカネが出ていると平然と言ってのけている。それは日本人の感覚からすると何か裏取引のような陰湿なイメージを抱きがちだが、アメリカでは真っ当な話なのだ。国民の依頼を受けて政治家として動くのは当然だ。特に米国下院は2年に一回選挙があり、カネはいくらあっても足りないので、献金してくれる有権者はありがたいのである。

 しかし、いくらアメリカでも、いくらカネと票を提供してくれる支持者がいたとしても不正義の為には動かないであろう。デビット・リーは日本軍が朝鮮人少女を強制連行したうえ慰安婦として性の道具(性奴隷)としたことを米国議会で非難して欲しいと動いていた。それは嘘の作り話なのだが、それに正当性・真実性を与えてしまったのが河野談話である。河野談話は反日勢力に正義の承認を与える役割を果たしたのだ。票とカネがついてきて、正義の活動であるなら米国の国会議員が動かない理由はない。彼らはアメリカの正義感に基づいて、信念をもって日本批判を行ったのだ。

 デビット・リーは常々、「河野談話がある以上、日本は何を言っても必ず負ける」と豪語していた。ときの政権の河野内閣官房長官が強制連行を認めた以上、なにをどう弁解しても謝罪して賠償するのが当然だ。その極悪非道な日本軍への怒りはアメリカの国会議員の正義感に火をつけたのだ。そして河野談話の流れに沿って2007年にアメリカ下院議会で「対日謝罪要求決議」が行われることになるのである。

 デビット・リーは米韓FTA締結の立役者でもあり、反日活動を行う韓米公共政策委員会(KAPAC)の会長で、ニューヨーク選出のスティーブ・イスラエル下院議員を通して米国における反日議会活動を展開してきた。スティーブ・イスラエルは朴槿恵元大統領の米国議会演説を実現させた人物であり、リーの招きによって韓国を訪問している。完全に韓国の工作に乗ってしまったが、それもこれも「日本政府が慰安婦強制連行を認めた」という説明を信じたからに他ならない。デビットと同じくスティーブも何かというと河野談話を持ちだし、それを切り札としていたのだ。

デビット・リー(左)とスティーブ・イスラエル(右)

 そして、このスティーブ・イスラエルの盟友があの反日で有名なマイク・ホンダ下院議員である。マイク・ホンダは韓国系の働きかけではなく、中国系の抗日連合会のロビィ工作を受けていた議員ではあるが、反日という点では完全に合致していた。そのマイクとスティーブがタックを組んで前出のアメリカ合衆国下院121号決議(従軍慰安婦問題の対日謝罪要求決議)を可決させたのである。米国議会は反日でまとまってしまったのだ。それは河野談話があったからに他ならない。河野談話は取り返しのつかないほどの悪影響を振るっているのである。

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マイク・ホンダ

 しかしである。この河野談話を逆手に取った英雄が現れた。彼(仮にN氏とする)はスティーブ・イスラエルの政策秘書にアタックした。その女性秘書はスティーブの政策を担当する人物だ。N氏は彼女に「スティーブは河野談話を武器にしているが英文の文書を持っているのか?」と尋ねた。すると驚くべきことにスティーブの事務所には無いという答えである。恐らく読んだことすらないのであろうと感じたN氏は「河野談話の中でも強制連行を認めるとは書いていないことを知っているか?」と聞いてみると、彼女は当然「そんなはずはない」という回答である。そこでN氏は持参した英文の河野談話を彼女に見せたところ、彼女の顔色はみるみるうちに青ざめていったという。

 その女性政策秘書は自分で読んだ英文を信じられず「これは本当なのか?」と尋ねてくる。もちろん本当だと答えると彼女は「これが本当だとすればウチはまずい、大変なことになる」と非常に動揺していた。そして必ず対処すると言い残したが、それ以降は彼女とアポイントを取ろうとしても一切会うことが出来なくなってしまった。その後スティーブ・イスラエルは選挙に出馬することもなく政界を引退することになる。

 ―――――ここまではN氏からの情報提供による実録部分である。N氏は非常に誠実で正義感の強い人物であり、いずれ名前は公表されるであろう。今回はN氏の了解の下にこの会話の遣り取りの一部を公開した。これより後の部分は推測を交えた物語である。―――――

 では、盟友マイク・ホンダはどうなったか? 河野談話でも強制連行は認めていなかったことを知ったスティーブは当然マイクにも連絡を取ったに違いない。そしてマイクもその真実を知り抗日連合会にその真偽を確かめたはずである。抗日連合会がどう説明していたかは想像に難くないが、実際に日本の外務省のホームページでも英文の河野談話を直接読める以上、どのような説明を受けたとしても日本政府が強制連行を認めたことにはならない。すっかり疑問を感じて反日の闘志を失ってしまったマイク・ホンダは抗日連合会から支援を打ち切られ選挙に落選することになる。

 それではスティーブ・イスラエルに『河野談話が強制連行を認めている』とミスリードの説明をしてきたデビット・リーはどうなったのか? 当然彼は本国に報告をあげているはずだ、「真実に気付いてしまったスティーブ・イスラエルはもう使い物にならない」と。朴槿恵は大いに焦ったことであろう。それまで世界を周っては各国の首脳陣に日本の慰安婦問題に関して散々に悪口を言ってきたからだ。告げ口外交と揶揄されるような幼稚なことを行っていた。日韓首脳会談にも応じないという強硬姿勢を取っていたが、安倍政権が謝罪に応じると言い出さない以上、いまさら自分から撤回などできない。
 しかし、今まで通りの日本批判一辺倒では米国議会の援護射撃はもう期待できない。困り切った挙句、オバマ大統領の仲介によって日韓合意にたどり着いたのではないか。いや、たどり着いたのではなく、すがりついたのであろう。実際、韓国政府のロビィ―ストであるデビット・リーはいち早く日韓合意に賛意を示し、反日ロビィ活動をぴたりと停止した。もしかするとデビット・リー本人が日韓合意の根回しをしたのかもしれない。スティーブ・イスラエルの信頼を失ったデビット・リーは方針転換するしかなかったのである。

 何の前触れもなく、年末間近になって唐突に発表された日韓合意に世界中が驚いたが、実は裏では朴槿恵はどうしてもそこに逃げ込まなければならない必要性があったのだ。しかし、表面上は朴槿恵は日本に譲歩した格好でしぶしぶ合意を受け入れたような対応を演じていたが、結局のところは浅知恵でしかなかったことになる。下手な辻褄合わせが自らの失脚を招いた。北朝鮮系の韓国挺身隊問題対策協議会を敵に回してしまったのだ。おそらく日韓合意がなく反日大統領を続けていれば未だに崔順実(チェスンシル)疑惑など起きることはなく韓国の英雄であり続けたに違いない。しかし、世界はそれほど甘くはない、嘘はいつか辻褄が合わなくなるのである。そして、韓国国民から批判の集中砲火を浴びた朴槿恵は失脚するしかなかったのだ。

 こうしてアメリカ議会を舞台に展開されてきた反日勢力の活躍(?)はあえなく崩壊していったのである。ただし、マイク・ホンダとスティーブ・イスラエルという重鎮二人が失脚したことは大きいが、エド・ロイス下院議員をはじめまだまだ反日議員は残っている。その反日に正義の証(あかし)を与え続けているのが河野談話である。そして、それは日本国内でも同じである以上、まだまだ日本の苦悩は続くのである。

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慰安婦像に土下座するエド・ロイス(奥側)

(註)実際はマイク・ホンダと抗日連合会の関係が悪化したのはその前の選挙からである。その時点でなにか他に原因があって、この件は決定的要因になったのかもしれないし、全く影響はなかったのかもしれない。あくまでもこれは事実を基に想像を交えた物語ではあるが、真実とそうかけ離れてはいないのではないだろうか。いずれにせよ昨年(2016年)の米議会選挙においてはこの他にも親韓国の議員が数名落選しており、米国議会における反日勢力は確実に弱体化している。

日本の言葉 【悪は滅びる】